コラムNo,071｜アパート・マンション経営のリスク

リスクの多い賃貸物件の経営

現在サラリーマンをしながらマンション一室を購入して、
家賃収入で不労所得を得ようと考える人が増えています。
しかし、実際にマンションやアパートを経営してみると、
「想像していた以上にリスクが高かった」という人が多いようです。
キャッシュで賃貸物件を購入した人はそれほど高いリスクはありません。
しかし、ほとんどの人がローンを組んでマンションを購入するケースが多いため、
他の人に比べると「貯金も多いし豊かだ」だと思っていても、
あっという間に借金苦の暮らしに転じてしまうのです。

収益物件経営における様々なリスク

現在は借り手のついている賃貸マンションでも、いつ人が入らなくなるか分かりません。
なぜなら、日本は少子高齢化で人口自体が減っているからです。
その他にも収益物件の経営には様々なリスクがあります。
リスクについて簡単にご説明します。

【若年層の貧困化】
一般的に賃貸マンションや賃貸アパートを借りるのは、
結婚するまでの単身者や学生など若年層が中心でした。
しかし、現在ではその若年層を中心にワーキングプアが広まっています。
そのため一人暮らしせずに親と同居したり、
お金のかからないシェアハウスで住む人が増加しています。

【建物の老朽化】
賃貸物件は空室でも日々老朽化していきます。
賃貸でも分譲と同じように古い物件は不人気で借り手がつきにくいため、
リフォームやリノベーションで新しくするか、家賃を下げざるを得ない状況になってしまいます。

【災害によるリスク】
賃貸物件は地震や火災などの災害により、ローンは残っているにも関わらず、
人に貸せなくなり家賃収入が得られなくなるといったリスクがあります。
そのため、なるべく耐震性や防火性の高いマンションを購入し、
損害保険に入りましょう。

現在、収益物件を持っていて空室率が高いと、今後、空室率が低下することは考えにくいので、
まだ高く売れるうちに早めに売却することをおすすめします。
マンション、アパートなど収益物件の売却なら東京の富士企画に何でもお気軽にご相談ください。